2020.7.6 ビューティースクール
私は32年もエステティシャンを続けて来ました。
いまこそ、初めて会った方のお肌を見ても、電車の中でお肌ウォッチングをしても、その人の肌状態は大体わかるし、カウンセリングをするとその方のトラブルの原因はお聞きしたいるうちにわかってしまう。
更にお肌を良い方向にもっていく方法もサラサラと浮かび、きちんとお伝えができます。
でもそんな私にも始めて。がありました。
最初のトリートメントは本当にちょっとした、マッサージングケアを施すことから始まりました。
お客様の鼻の中にマッサージクリームを入れちゃったり、ターバンがうまく巻けなかったり笑。
第一に私はお客様に質問されることが大変苦手でした。それはなぜかというと、きちんと答えられる自信がなかったからです。
お客様に何かを聞かれることが恐怖でもありました。
正直に「勉強不足でお答え出来かねますので、後日調べてお知らせ致します」とも言えず、なんとなく中途半端なお答えをしていた。その度に情けない気持ちで一杯になっていました。
研修会でエステティシャンが集まってトレーニングしていても、先生が話すことをみんななんだかなんでも知っているようで、ウンウンと頷いている。
でも、私にはあまりわからなかった。
どうしてみんなわかるの?
わからないの私だけ?
そんな不安な時期があり。ある時気づきました。
そうだ!徹底的にやってみよう!出来ないから、知らないからと、このまま逃げ続けたくない!と思いました。
できない、知らない自分と向き合うことを覚悟しました。
そのときから私は変わりました。
お客様に質問されてわからないことは「勉強不足でお答え出来かねますので、きちんと調べて後程お知らせをさせて下さい」と言えるようになり、一生懸命調べて(その当時はGoogleさんは無かったからね)丁寧にお答えしました。
*お客様からは本当に調べてくれたの?ありがとう♪と言われました。
また、エステティック協会で月に1度提供される専門的な研修会は毎回欠かさず参加しました。何をおいても優先して勉強しました。
(今は開催側となりましたが)
わからないことを恥ずかしいと思わず、先生にここはどう言うことですか?としつこくお聞きして、少し有名になっていたかも知れません(いい意味ですよ笑)
そして、技術。
クレンジングはメイクをいかに肌に負担なく綺麗に早く落とすか研究したし、マッサージングケアは自分も寝てしまうほど入り込んでお客様へのタッチ、効果を研究した。
パックでは、いかに素早く均一に綺麗に、そしてお客様のお肌に負担なく塗布する、はずすことを徹底して研究しました。
始めはあんなに緊張してばかりいたのに、やり始めると理論も技術も結果が出て、勉強することが楽しくなりました。
お客様ともしっかりと向き合って、喜んで頂けるようになりました。
スクールでもはじめは皆さん「私全くの初心者で出来るでしょうか?」とご不安を口にされます。
でも大丈夫!みんな初めは初心者です!
だれも置いていかない、丁寧にわかるまで、できるまで、サポートしますよ!(^^)!